『アオグラ』初日舞台挨拶in新宿テアトル

行ってきました。夜遅めの上映にもかかわらず集まってる方々の女性率(しかもかなり熱い)の高さに最初ちょっと驚いたもののキャストが内田朝陽さんはじめとしたかっこいい系の人だということ気づいてそりゃそうだよなと思いなおした。
整理番号ちょい後ろの方だった割にはうまいこと空いてた前の方の席に座れたんで挨拶時に阪田瑞穂さんの涼やかな佇まい(なんか恥ずい表現ですけど)を堪能することが出来ました。当時の楽曲を参考として監督さんに貰って聴いたりしたそうです。映画が描く1960年代について、“曲を聴いてまっすぐな歌詞が多くて素敵な時代だと思いました”、というようなこと述べてたような気がする、あと男性陣と異なり撮影期間は5日だけだったけれど近くのコンビニまで30分かかるような場所で程よく自然を堪能だけ出来たのでよかった、というような発言もされてたと思います(いずれもウロ覚え申し訳)。
他には内田さんがえらい芸能人オーラとでもいうような波動を発していてあとで映画みたらそのきっすいの青森青年役のはまりっぷりにおののきました。俳優さんてやっぱすげーな。んでも居並ぶキャストの男性陣(徳山秀典さん、大口兼悟さん、荒川優さん、だったと思う確か)とのくだけたやり取りは映画での関係性想起させて面白かったです。監督さんは映画製作者というより小さなまちの町長さんもしくは小規模校の校長先生的な雰囲気持った方で、『神の左手悪魔の右手』の金子監督(企業の部長さんっぽい)と並んで自分の中の映画監督像を変える存在だわ、とか思ったりしました。
作品としては、『夜のピクニック』や『青空のゆくえ』といった作品とはまた違う角度からの描き方ではあるけれどもこれも青春を表現した映画であるなぁという感じで。ある意味羨ましい世代の物語かもしれない。春を迎えつつある青森の風景や夕日の映像がよかったです。阪田さん演じるヒロインも彼女のイメージに合った役柄だったし。