舞台『LIPSYNCA(リプシンカ)〜ヒールをはいたオトコ!?タチ〜』in 新宿シアターサンモール

観てきましたー。以下感想的な(ヘッロヘロ記述申し訳&ネタばれ念のため注意)
・シアターサンモール、座席の幅と前後が余裕もった作りで長時間の観劇でも疲れにくくていいなー。あと何か一度来たことあったような?と思ってたら赤井沙希さんが出演されてたストラルドブラグ〜魔人邂逅〜で来たことあったんだった。約1年前か〜。
・新宿の繁華街にてドラァグクイーンのショウを行う“デズモンド・グレイ”というお店を舞台に、店のオーナーやクイーン達、オーナーが企画した3周年記念イベントに出演するべく応募してきた素人4人組、何故か店が入居しているビルへの出店を目指し、不動産屋を通してデズモンド・グレイの立ち退きを迫る女性の存在など等、様々な人間関係がからんだストーリー。ただ基本的には明るい雰囲気なので観やすい。
・柔らかい物腰で周囲を宥める店のオーナー務める彦磨呂さんに、自分を変えたいという理由で応募したと語るも、実は出て行った弟の気持ちを理解したいという重要な理由を抱えていた女性を演じていた鈴木蘭々さん、これまでテレビで見てきたイメージと全く異なる役柄をごく自然に演じてらしてまったく違和感ナシ。特に蘭々さんの地味〜だけどもいざという時はタンカ切る芯の強さも持ってる女性というキャラクターすごいハマってました。
・わあー本場の振り付け師であるレディ・スプラッシュ役の内藤大希さん、『黒椿』で孔雀座の一員だったあの内藤さんじゃないすかービックラ!
・そして、こちらの舞台を観るきっかけとなった三好絵梨香さん。かつて所属していたレディースのセンパイである不動産屋の女社長に協力を求めてまで店を立ち退かせることに執念を燃やしていた、その理由は…。
激しいけれど生い立ちの中で苦労を味わってきただろう寂しさを瞳に秘めるような女性役、似合ってました。
・あと、クライマックスのショーのシーンとかでは三好さんも化粧&衣装を一同に合わせて踊りに加わったりしてて、やっぱそのダンスは見応えありました。特に小刻みに横揺れる振り付けとか一人明らかにキレがよくて美勇伝を彷彿とさせる動きでうわーおと思ったり。
・この日は初日だったので、まだ流れとかこれからもっと変わったりやり取りがよりスムーズになったりアレンジ・アドリブも加えられたりしてくんじゃないかなーと思ったりも。タイトルのリプシンカは口パクで歌手を憑依させるような心持で表現をするクイーン達を示すもの。ゴージャスなステージシーンでは化粧にドレスにヒールの存在感バリバリなクイーン達によるショーで、視覚と聴覚の混乱が得られること間違いナシです(どういうおススメ文句だ)。