ミュージカル『熱帯男子』 in 新宿 全労済ホール スペースゼロ(2/8)

観てきましたー。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&ネタばれ一応注意)。
・こちらの舞台にはゲキハロをきっかけにその作風がいいなぁと幾度か観劇させていただいている劇団大人の麦茶さんに幾度か客演なさってて、ついには劇団員になられた宮原将護さんという方が出演されており、その大人の麦茶さんのブログや劇団プロジェクトさんのサイトでもオススメされてたこと、あとヒロインとして、以前ミュージカル『金色のコルダ』で森咲樹さんと共にWヒロイン務めてらしたのが個人的に印象残ってる岡本あずささんということもあり、また会場が会社帰りに寄れる立地というのも後押ししてチケット獲得。その際宮原さん枠で購入したんですけども、到着した券には2列目と記載されててち、近い…そして実際に着席していざ開演したら更に出演者との距離が縮まって感じてうわおーと。
・ストーリーとしては、岡本さん演じる金持ちな婚約者がいるけれど押しとイケメンに弱いためにたまたま知り合った顔のよい男性4名にとある絶海の孤島に連れてかれてしまう一人の女性と彼女が知り合った島の沢山のイケメン達及びその妹達他が繰り広げるラブコメディ、という感じでしょうか。
・宮原さんの演技については数年前に石川梨華さんや村上東奈さん、あと仙石みなみさんと吉川友さんも出演されてた舞台『タイガーブリージング』ですげぇっと思わされて、他にも三億円少女や死守セヨ等々様々な物語上での姿が本当にそこに生きている人という感じ(これは他の役者さんもそうですが)で唸らされることばかりだったんですが、今回はメインでヒロインを取り合う男達をサイドから見守る、みたいな少しそっち系(どっち?)入った男性を演じてらして、物語内の空気を和らげるような役回りをナチュラルに務めてらしてこういう雰囲気もいいなーと。あとちょい『1974』思い出しました。
岡本あずささん、まず佇まいがスラッとしてて、そして今回のヒロインはちゃっかりしてる側面も多分に持ちつつもそれは生い立ちから来るものも大きくて、生来明るく素直で元気、そして優しく相手を思う気持ちを強く持っているというような女性という役がとても似合っていました。あとミュージカルだから当然ソロナンバーも幾つかあるんですが、こちらも伸びやかで張りがあって響く歌声でよかったです。特にクライマックス付近の大切な相手に想いを伝える曲での歌唱が本当素敵で、この曲での岡本さんの声聴きたいがためにこの舞台のサントラCD出してくれないかなぁと思わされる位でした。
ハロプロ研修生山岸理子ちゃんと加賀楓ちゃん。物語のアクセント的な登場なんだろうかと予想してたらどうしてどうして、山岸ちゃんはかなりキーポイントとなる役で、加賀ちゃんも登場する場面ごとにキラッと輝く存在感みせてておおっと思いました。こちらのお2人は今回が初舞台・ミュージカルとのことですがちょっと今後も出演する作品があったら観てみたいと思う位存在感あってキュートさと共に印象残りました。
・舞ちゃん主演のストロンガーでインパクトあった植木まなぶさんと上松コナンさん、そこでああいう風に出てきますか!インパクトありすぎっすよ!
インパクトといえばはたけさんも相当ですけどね。
・そのはたけさんが終演後にトークショーの司会を務めてらして、登場したお3方(岡本さん、銀蔵という医者役の青木玄徳さん、宮原さん、そして途中から岡本さんと恋におちる役の八神蓮さんを加えた4名により「岡本さんは稽古場ですごい男前」「宮原さんは今日はTバッグを履いていた(その後見せてコールが起こり、尚且つ「前T?!」とか問われて全力で否定する宮原さん)」みたいな話題が出て盛り上がってました。
・あと男性陣からバレンタインさり気に期待してる、と言われて「理子ちゃんと楓ちゃん(名字だったかな?)に相談しなきゃ」と呟く岡本さんという光景もあったりして。14日の公演後には出演者さんのブログにそこら辺も含め注目っすね。
という具合で、岡本あずささんはしなやかで芯の強い物腰がやはり魅力的で、宮原さんは劇中のとあるシーンにおける盛り上げ方もさすがで、山岸さんと加賀ちゃんの演技も大したもんだと唸らされる感じで、島の伝統とされてる衣装を身に纏ったイケメン達の歌やダンスパフォーマンスはあーこれはヒマさえあれば筋トレしてるってのもダテじゃないなーというような迫力と熱さに満ちていて、色んな側面において見応えありました。やー観れてよかったっす。