やぐちひとり

やー映画祭、マジな話おもろかったっすよ。まさに春樹さんじゃないけど「しかしこの一分てホント出来るね!」です。応募45作品中から5部門10作品をTV発表、その中から最優秀賞を選出し、金の熊賞(金で塗られた木彫りの熊<純金にあらず>)授与&ワーナー・マイカル・シネマズ多摩センターにて今月24日から来年6日まで全スクリーンで上映という栄誉(前者はともかく)が与えられるだけあり、たった60秒とあなどれない力作ぞろいでした。制作形態に縛りがほとんど無いだけあってそれこそCG利用のバリバリ加工派から日常感漂うナチュラル系まで様々な傾向でしたがこういう映像系シロウトの目にもよく出来てんなーと思える興味惹かれる内容のが多かったです。まあ中には以前番組中でこういうのはヤメて下さいという例で放送されたにも関わらず矢口さんがやたらウケてしまったために再度送られてきたシュール作品とか春樹センパイ推薦の番組ゲストによるなんとも言い難いテンションの映像なんてのも紛れてはいたんだけど、そこら辺ふくめて深夜番組ならではのテイストと一定以上のクオリティ保持した放送内容になってたと思います。
さて、色んな視聴者の作品を観るに従いプレッシャー感じてどんどんテンション下がってくMC陣の監督作品はそれぞれ最後の方に上映されてたんですが、どちらも個性出てたと思います。矢口さんのは予想よりはシンプルだったけどほどよい甘さの爽やかなストーリーに仕上がってて、春樹センパイは、その、えーとあれだ、あのオチはアリですか?という感におそわれはするもののらしいっちゃらしいお話でした。矢口さんの方に出てたアヤカさんも出演料無料なのにいい具合の演技だったし。ただ、一連の一般作品の中に入ると多少違和感かんじてしまうとこはあったかな。作品の質の問題でなく雰囲気というか、この映画祭の性格にはまってるかどうかという観点からみると。だから最優秀賞がきちんと一般の視聴者投稿作から選ばれてたのは順当で好感持てました。審査員も映画関係の見識ある方呼んでるだけあるわ。まあ矢口さんの作品が審査員特別賞受賞したのは、いずれ発売される予定(ただしいつになるかは未定)の番組DVDの売り上げに大きく関わるから、なんてオトナの事情が…いやいや、でもスナオに矢口さんらしいショートラブストーリーだったから収録されるのは嬉しいです。メイキングとかも入ってたらいいなぁ。
MC陣以外の作品中では、スタイリッシュ部門の実写静止画駆使した作品と、ファンタジー部門の多少ホラー入ってて監督が元部下を無理やり有休取らせて撮影したという作品が特に良いと思いました。どうせだったら今回紹介された作品全部番組DVDに収録してもいいんじゃないっすかね。
なんかほとんど映画祭の感想ばっかになってしまいましたが、合間に放送された井上麻里奈さんのお悩み相談「タレントとして上手なリアクションを教えてください」に答えるためフィリピンの怪しい臭気発するスナック菓子を食べたり(そして予想外に普通の味で困ったり)、ハイテンションな割に自らの創作がけなされるとキレがちな面白創作料理家の先生によるクリスマスパーティ用料理指南で先生とタッグ組んだヤンキー春樹に矢口さんが一方的にイジられまくったりといったいつもの発展形なコーナー群も楽しめました。こんな感じで来年も順調に続いてくこと願います。