半分の月がのぼる空(11/13深夜)

1日だけのスクールライフ。
主人公はヒロインのため、幼馴染みにセーラー服を貸してくれるよう頼み込む。「どうしてその子のために、そんなに頑張るの!?」「あいつのさ、笑顔が見たいんだよね」「あいつの笑っていられる時間が、ちょっとでも増えればいいなって思って」「頼む!…みゆきしかこんなこと頼めねぇし」
結局主人公の頼みを聞き入れた後、一人公園の遊具に佇んでいたみゆきはやがて携帯電話を取り出し、主人公の友人に電話をかける−
てなことで、ヒロインの里香と主人公祐一が学校に来たところ、門前にはみゆき及び友人の世古口と山西が待ち構えてて写真撮ったりして校舎の中にレッツゴー。しかし教師に見つかり逃げろってことでみゆきが里香の乗った車椅子を押して2人して教室に隠れることに。いよいよ来ました幼馴染みとヒロインのタイマン勝負もとい会話。興味深げに教室を見回す里香に向かってためらいがちに声をかけるみゆき。

みゆき「大丈夫なの?」
里香「…へ?」
みゆき「歩いて」
里香「裕一が心配しすぎなの。大げさなんだよ、いっつも。さっきだってあんな風に逃げなくても」
里香「ねぇ、学校って楽しい?」
みゆき「ぜーんぜん、規則ばっかでやんなっちゃう。友達と会えるのは楽しいけどね」
里香「…いいな」
みゆき「良くないよ!ほんっとくだらない規則ばっかだし」
里香「それでも友達に会えるんでしょ?」
みゆき「…ねぇ、あなたって、どこが悪いの?」
里香「…心臓」
みゆき「…死ぬの?」
里香「…多分ね」
みゆき「…なんで?」
里香「…こんど難しい手術するんだけど、失敗する確率の方が全然高いから。多分だめだと思う」
みゆき「それ、裕ちゃん知ってるの?」
里香「…どうかな」
みゆき「気づいてるでしょ?」
里香「…ねぇ、裕一と幼馴染みなんでしょ?」
みゆき「うん」
里香「裕一ってさ、小さい頃どんな感じだったの?」
みゆき「別に、普通だったよ。弱虫で、泣き虫だった。強がりばっか言ってて、いざって時には、真っ先に逃げてたけどね」

黙り込む2人

みゆき「ねぇ、やな事聞いていい?…死ぬのって、怖い?」
里香「…昔は怖くなかった。ずっとそうなるってわかってたし。それにね、体がキツいと、生きてるのがやになっちゃうこともあったの。疲れちゃうっていうか、「もういいや」ってね。死って、そんなに遠くにある訳じゃないし、ずっと傍にいるから、手を伸ばせばきっと触れる」「…だけどね、今はちょっと怖い。終わっちゃうんだなあって思うとね」
みゆき「…」

みゆきが何も言えない内に、ようやく2人を探し当てて教室入ってきた主人公達。そのまま友人を引きずって教室出るみゆき。中に戻ろうとする山西に言う。「2人にしてあげたいんだ」「水谷さん、いいの?」と気遣う世古口に少し切なげに笑う。「敵いそうにないし」「裕ちゃん変わったよね。あの子が変えたんだよね」
とまあずらずら書き抜きしてみましたけども、この青春ストーリー直球な流れの中で柏木貴代さんがかなりの位置占めてるってのがこれまた随分と見所だよなー、という放送でした。ドラマ本編については、なんつーかこうなったらもうどっち方向の結末なんだ?という感じにならざるを得ないよなぁ。石田未来さん、表情の出し方上手だ