スウィーニー・トッドin日生劇場(1/20)

会社の元同僚の方と昼公演観て来ました。以下感想(ネタばれ念のため注意)。
・全体の骨格は復讐譚な訳ですけど、それ以上に物語の舞台となった時代における社会の重い空気がストーリーを通して漂っていて、約3時間にわたる上演中圧倒され続けていました。悪役にしても立場や感情が理解出来ないというのではなく、人間が確実に持つ一面を表しているのだと思わされました。メインの市村正親さん、大竹しのぶさんのステージを作り上げる力、話に引き込む力は物凄いものがありました。
・このような力を持つ人々の間でまったく引けを取らない演技・歌にて物語世界を築く一員として躍動しているソニンを目の当たりにして、彼女のこれからについて更なる期待を抱いたと同時に、どんな時でも全力投球なその姿には頭の中で「ソニーン!(byマシュー)」の声が響くのを止められませんでした(ってどういう感想だよ)。や、マジでソニンすごいです。衣装変えた時の印象の違いも目を見張らされたし。
・あ、そうそう、恋に落ちる若者とのシーンは結構大丈夫だと思います(何が?)。結構おおってシーンもあるんだけどそれらの場面になる頃にはきっと物語中に入り込んでるから。
・他のキャストの方については、武田真治さんの声が爽やかで聴きやすいなとか、斉藤暁さんの歌声意外にスウィーティですねとかいう部分が印象に残りました。
ということで、普段とは違う劇場や観客席の雰囲気も合わせてインパクトのある舞台でした。濃度の高い時間を与えて貰った一観客として、地方公演も合わせて2月末までの長丁場、出演者の皆様揃って千秋楽まで充実したステージとなることを祈念させていただきます。