『センター・オブ・ジ・アース』

観てきました。矢口さんや沢村一樹さんが声出演てことで脳裏に終始お2人の姿が浮かんでしまってニヤニヤしてしまうんでないかと思ったりしましたがそれは杞憂で、フツウに何かちゃんと声優してましたお2人とも。矢口さんとか確かに先週のやぐちひとりで披露したように大人な女性の喋り方に聞こえたし、練習の成果が発揮されてた感じでした。
でもそれなら単なる洋画の吹き替えバージョンとして受け取るものかいうとそれも否で、矢口さんの声の持ち味が作品世界で目立ち過ぎない程度にちょっと感じ取れたりしてそういうあたりやっぱファンとして満足度が上昇する起因になってたと思います。あと本職の声優さんならではのものかは知らないですが、よく一般的な洋画のイメージとしてやたら女の人が「オゥ!」とか「アァン」とか言うじゃないすか、どうもああいうの苦手という身としては矢口さんの演じたすこし少女っぽさ残したようなスッとした声の響きのおかげでより気分良く観られた気がします。
作品自身については、ヒロインである地元の山岳ガイドハンナの人物設定が結構しっかり者でシビアなとこはシビアで、かといって人に対する気遣いもあって、とバランス取れててよかったです。ストーリーはあえてシンプルに押さえたのかな。でもクライマックス近くの主人公とハンナのやり取りとかいいなと思いました。あ、3Dも面白かったすよ、何だか赤青セロファンのとか思い出して懐かしい感じで。
とりあえず、矢口さんは今後もこういう映画での声優仕事あったらいいなと思いました。
追記:帰り道、日本語吹替えキャストバージョンでこの設定を100分の1位の規模にしてドラマ化してくれたら(個人的に)楽しそうだなーと想像したりしました。10年くらい前のフジの木曜の怪談シリーズとかテレ朝のミッドナイト枠とか教育テレビのSF枠あたりで。
追記2:この作品観たのはワーナー・マイカル・シネマズ多摩センターだったんですが、ここって2005年にオープンしたばかりの頃『やぐちひとり映画祭』が開催された所だったんですよねそういえば。そういう意味でも何か矢口さんつながりの場所で観れてよかったなとか思った金曜の夜。それにしてももうあれから3年近くも経つのか、早いもんだ。