アクトリーグ 芸能プロダクション対抗トーナメント選手権(9/11)

アクトリーグという即興演劇イベントの芸能プロダクション対抗トーナメント選手権にアップフロントチームとして三好絵梨香さんが参加するってことで予選B組の対戦模様を観てきました。以下感想とか(後日一部テレビ放送あるらしいので一応ネタばれ注意&大分ヘロヘロ書き申し訳)
・開始時間が18時、しかし17時半の受付時に支払いも行うことになってたため、会社早退…でなく思い切って休んでお台場へGO!さすがにもうこの先年度末まで年休申請出来ないなぁ…。
・ちょい早めに着いたのでフジテレビ周辺をふらつく。道路とか直線で眺めいいよなー。Zepp方面のが行く用事多かったから原っぱと人工物が溶け合った印象の広々とした風景が久々で新鮮な感じしました。
・17時過ぎたのでフジテレビに。今回の会場は1階のマルチシアター、むかーしPromise Land〜クローバーズの大冒険〜上映されてたのが思い出されて懐かしいわ〜。
・まだ時間あったので傍のカフェでちょっと時間つぶして列が出来始めた頃会場前へ。料金支払ってチケット受け取り、整理番号に従って中へ。思ったより前の方に座れてラッキー。
・さて、こちらのアクトリーグ、“俳優(選手)が「演技」を武器に競い合う”“台本なし。リハーサルなし。即興で3分を4回演じ(起承転結)、物語の完成度で得点を競い合う”(公式サイトより)という新型エンターテイメントってことで、“芸能プロダクションが16チーム参加し、アクトリーグ方式の3分×4話を即興で演じ、審査員の採点によって勝敗をつけ、トーナメント方式で優勝を決める”というプロダクション対抗においてこの日の予選Bでは下記のプロダクションが参戦。

第1試合:ドルチェスターvsフリー(無所属)
第2試合:イエローキャブvs太田プロダクション
第3試合:ホリエージェンシーvsサンミュージックブレーン
第4試合:アップフロントエージェンシーvsサードステージ

・時間になり、やたら流暢なMCの方が登場して、まずはオープニングムービー流れてからシアタースクリーンに幕がかかりいよいよ試合開始。
・びっくりしたのが、まず最初のお題をMCの方がお客さんから聞いてそれがテーマになるというシステム。これじゃ事前に多少設定考えてても相当難しいよなぁ。
・舞台上にはデジタルカウンターがセットしてあり、1分切ると細かい秒数まで表示されるので観てる側もハラハラ感が増してくる。
・ちょうど座ったのが端の方だったんで、舞台下に控えてるMCの方とその時々のチームの監督の様子が見てとれたのが興味深かった。貧乏ゆすりしてたり、予想外の役者の行動にエェッ!?てなってたり、MCの方も吹き出したりとか監督の緊張ゆえのルール破り(役者に指示はしちゃダメ、舞台上に上がって登場する役者を指名する等)に苦笑しつつたしなめたりとか。
・役者さんが交代で出る中、3,4回目には全員登場するというチームが多く、その場合MCさんが「全部盛りで」と表現するのがオモロかった。
・そうそう、ジーンズメイトが協賛?してるから一同衣装はジーンズにそれぞれのチームのロゴ入りTシャツなんすね。シンプル。
・点数付ける審査員は中央最前列にずらっと…かと思いきや、更にその1列前に対戦相手が座る仕組みで。先攻・後攻ともプレッシャーだなこりゃ。でも特に後攻のがキツいかも。
・各チームの印象は…
○ドルチェスター:テンションと勢いが。
○フリー(無所属):芸能プロでなくアクトリーグ出身フリーチームてことで、そりゃ強いっしょと。あと監督の女性が一見フワッとした印象なのに発言がさり気に怖い(MCの方も何か黒いモノを感じると表現)。
イエローキャブ
・ドキドキ、しました。何かマシュー的なノリで「ガンバレー!」て思った。最年少という詩織さんかなり奮闘してたように思います。何か、センパイのが天然な方いたっぽく感じた。
・「守るべきもの無いですから」って監督ー!
・「もう私達ダメな気がします!」「あなたはDカップ。私はGカップ」「うるさーい!こんな人のいる前で恥ずかしいじゃないか!」「でも、まだ時間がだいぶ…」何か、台詞に擬態した本音や必死な訴えがかなり飛び交ってたような…。
・ある意味目が離せなくて緊張感にとんだ舞台でした。やーすごい。
太田プロ
・どうしても春樹センパイもとい劇団ひとりさん所属のとこ、という印象強いこちらのプロダクション。野間慎平さんという方がかなりの牽引力になってたんですが、その方の事を事前の挨拶時と劇中のテーマ指示(2回目以降のテーマは監督が述べる)で間違って“野呂”と言っちゃってた監督さん。MCさんの反応で気付いた時の動揺っぷりと終了後の感想時の凹みっぷりがなんとも。
・そういう事ありつつも流れ的にこちらのチームかなり見応えありました。個々の役者さんの存在感も。特に豊川栄順さんの佇まいが印象残ったです。
ホリエージェンシー
・監督が社長って!
・対戦相手はじめ他チームを表現する際必ず高校野球名門校に例える社長。さすが自らのチームを都立高校が競合に立ち向かうと表現するだけあります。
・社長に率いられてるってことで「選手は命がけですね」とかプレッシャーかけられたりしてたものの、女性4、男性1のチームメンバーはかなりいい具合のまとめ方出来てたように思いました。朝倉えりかさんのキャラいいなー。横田美紀さん演じるお隣の一癖あるお婆さんも。
サンミュージック
・あああああ、スイカ人間…!
・すごい、この内容でとりあえず最後まで持っていけたんだから、それだけでもえらいよ…。
サードステージ
・バリバリ劇団メンバーで構成されてるってことで、MCさんから「負けたら死刑ですね!」とにこやかながら勢いよく宣告される。
・うーむ、やっぱ上手いよな。劇団のヒトの芝居って感じがする。会場巻き込むのも見事。それだけに異色な印象もあるけど。あとこうした慣れた方がやっても幕切れを上手いこと合わせるって難しいんだなと。
・小沢道成さんという男性がお母さん役やってたんですが、ものすごい違和感の無さで驚いたです。最初マジで女性かと思った。ほら、よく痩せ型でハスキーボイスの中年女性いるじゃないですか、まったくもってそういう方に見えたんですよ。
アップフロントエージェンシー
・上記チームというある意味トップクラスの難度な相手とぶつかってた訳ですけど、考えてみりゃこちらも監督の太田善也さんはじめ劇団率高めなんだよな。しかも三好さん、村上東奈さん、つつみかよこさんとも舞台経験者だし。
・お題を会場に求める際、「何でもいい」と決然と言ってしまった(しかもMCの方がわざわざ監督だけでなく村上さんにも質問したものの村上さんも監督に忠実に倣った)ため、「ピンクと言えば?」に対し“林家ペー”とか言われてしまいウワーとなる俳優陣(劇団のお2人とか頭抱えたり天を仰いだりしてた)。
・でも、林家ペーさんのお通夜(いきなり死んでる!)→「大好きな師匠だったのに(三好さん弟子だったの!?)」→遺言は?→見つけた!でも読めない→そこに駆け込んでくる女…って愛人!?(つつみかよこさんハマりますね)→遺言何で読めないのよ!→お困りですか?と暗号解読士(だったかな?)登場→宝がアメリカにあるらしい→皆で渡米!→暗号解読士はダウジングも出来るぞ!(何故か自らの膝で)→恐る恐る開いた兄弟子、黙ってフタを閉じる→三好さんがチャレンジ→で、何故かそのお宝から派生した利益を手に入れたのは暗号解読士と愛人。→封筒に血が付いてた、中身は一体なんだったんだ!と叫ぶ兄弟子→本当に知りたいのか→五分刈りのパー子の写真だ!→実は覚えてた娘(村上さん)「つるつるだったよ」「もはや五分刈りでも無いじゃん!」→ペーさんが本当にやりたかった夢は何か→子供ならわかるだろう、言ってみろ!
・↑のラストのむちゃブリに対し、村上さん演じる娘が「お母さん(林家パー子)の、ヌード写真を撮ることだよ!」と叫んだ直後にちょうど時間が来て照明落ちた時はオオー見事!と思いました。
・後攻だったサードステージの監督が「思ったより強豪と当たっちゃいましたね…」と述べたほど、ほんと力作の内容だったと思います。個人的にはかなりな勢いで負けてなかったんじゃないかと感じた。特にタイムアップの際のタイミングなんか4回ともほぼ違和感なくてそこら辺は他チームと比べても見事だった点だと言えるんじゃないか。
・三好さんも、村上さんも、つつみさんも、劇団の方々の演技も活き活きしていて、まさに楽しんでやりたいという事前の言葉どおりの空気が伝わる充実した内容で、とても満足いく舞台でした。
・全く関係ないですけど、上記の女性陣が並んでるとどうしても猫目が想起されてまた続きやって欲しいなーとか思いました。


・で、結局結果はコチラのとおり。でも、十分アップフロントチームは健闘したと思います。やーこれは三好さんと村上さんが選ばれたっていう13日のフレッシュオールスター戦も観たかったなー。
という感じで、他のチームの闘い模様も併せて、即興劇の魅力及び各芸能プロの個性というようなものが伝わる熱いイベントでした。観ていてとても楽しかったです。