8人の女たち

まず会場の外に並べられた花についてとか。ソニン宛にはFLASHやMyojoといった雑誌社や仲間由紀恵さん、野島伸司さん、それにマシューTV(←さすがです)といったドラマ・番組関係、それに今度公開の「一軒家プロレス」とその企画者である高橋がなりさんといった方々から届けられてました。ざっと見た限りなのでもしかしたら他にもあったかも。
自分が見たのは20日14時開演の回でしたが、中々に盛況で会場はほぼ満員になってたと思います。携帯サイト経由で取得したため座席は2列目。かなり端の方ではあったものの、十分に出演者の表情を堪能することが出来ました。観客の平均年齢は一見してかなり高めに見受けられて、やっぱこういう所の主な集客層ってのはゆとりある世代なのかなーとか思った。つかぶっちゃけ自分場違いっぽくてスミマセン。みたいな。

以下は推理劇ってことで一応ネタバレ対策なぞ。ほとんど無いと思うけど、これから舞台をご覧になる方は無の状態のが楽しめると思いますんで。(しかしキーワードが浮き出るのは何とかしたいもんだな。かなりマヌケだ)
ソニンの役どころは事前のSP番組等で触れられてた通り、かなりキーポイントとなる役柄でした。そしてその役をソニンはしっかり勤め上げてました。クライマックスのシーンで長ゼリフがあったんですが多少詰まることがあっても、それはソニンという役者がセリフを噛んだのではなく、熱弁を振るう次女カトリーヌが想いを込める余り言葉を詰まらせるという風に見える位に。自分も始めこそソニンサトエリさんといった個々の方々の姿を目で追っていたものの、ストーリが進むにつれその世界に引き込まれていきました。結末は、ああやっぱり、というのと成るほどね、という気持ちが半々といった感じ。ある意味8人ともが犯人であったと言うのでしょうか。全体の雰囲気としては外国のミステリーはそれこそポアロとかホームズ位しか触れたことない身で言うのもおこがましいけど、アガサ・クリスティの館モノ思い出した。
個人的にはずっと「東洋顔で“じょせふぃーぬ”や“ロバート”やら言うミュージカルとか劇ってキツいなーと思ってたのが今回の舞台で大分払拭されたのも大きかった。思った以上にちゃんと入り込めるもんだなーと安心しました。
以下は小ネタとか
・久しぶりに再会した姉と妹がじゃれ合うシーンにてサトエリさんとソニンが胸を触りっこしてたり。今後日が進むにつれどんどんアドリブとかも増えていきそうな予感。
・頻繁に人がショック受けて倒れこむんで互いに運びあう面々。ソニンも安寿さんとかを何度か抱えてた(1人じゃなくて他の人と2人でだけど、1人でも運べそうとか思ってしまった)。
・山本さんと木の実さんの対決シーンはえらい迫力ありました。さすがな存在感。
・親にも殴られたことないのに!的な場面が。
ソニンがタバコを!まあオトナに憧れるお年頃の演出ですけど。
・それにしても皆叫びまくり&走りまくりだ。

他には隣に座ってた老夫婦の会話中にソニンの名前が頻出してたのがちょっと気になって耳傾けたり。どうやらお子さんかお孫さんかがファンのようで、カレンダーを部屋に飾ったりしてるとか。あとパンフレットにしっかり「アーティストステージ」や「SONIM BB」、新曲プロモーション等のソニン情報及び「あゝ!一軒家プロレス」のチラシが挟み込まれてたのに思わずニヤリとしたりもしました。
そんなこんなで色々楽しめました。普段足を踏み入れない雰囲気の劇場にてソニンの演技力を改めて実感出来たという、2重の意味で意義ある時間を過ごせてよかったです。