銭湯の娘!?(第14話)

前回ラストの、ユメと弘樹が通帳パクってトンズラ、てのは家族が想像したシーンでもって実際に金引き出そうとしたのは弘樹で、ユメはヤツが残した書置き見て慌てて探しに出てた、という展開。よかった一安心だよ(て当たり前か)。一度は騒然とした楽の湯の一同だったが、その中でもマリアやひな子、オッチャンはユメがそんな事する筈ないと言い切ってて、明らかに弘樹一人が悪いってことが判明した時の「だから言った、ユメは悪くナイ!」(マリア)とか「信じてたもんねー、ひな子」「うん」(オッチャン&ひな子)てやり取りは何かじーんとしてしまった(単純です)。そして更に今回活躍してたのがススム。真っ先に家を飛び出して街を走り回り、元ダンとっ捕まえようとしてるユメと遭遇した場面。後ろめたそうなユメに向かって怒ったように口にした言葉。
ススム「心配かけさせやがって…何でも一人でやろうと思うなよ」
ユメ「え?」
ススム「頼りにならないかもしれないけど、一言くらい相談しろよな」
ユメ「ススム…」
ススム「俺達、家族だろ」
ユメ「悪いな…みんな怒ってるよな」
ススム「怒ってる訳ねぇだろ、ユメが悪いわけじゃないんだから」
ユメ「ススム…」
兄ちゃん、いいヤツだ…。で、この後ブラブラ歩いてた弘樹を発見、2人に気付き慌てて逃げるのを追いかけて矢口さん、じゃないユメがタコ殴り(ダメージ少なそー)かまして真中家の人々に謝らせる。結婚してるから同罪だ、たたき出すなり気のすむまで殴るなり好きにしろ、というユメの根性に免じて許してやろう、となったものの、実は持ち出された通帳の残高が5万円しかなかったことを知って途端に軽口たたき出す弘樹。ほんとどーしよーもねーなコイツ…てな所でススムが弘樹の胸倉掴んでバコッと一発。

「金額じゃねぇよ、使ったか使わなかったかじゃねぇだろ!俺達の気持ちはどうなるんだよ、俺達家族の気持ちはよぉ!(六郎示して)ヘラヘラしてっけどなぁ、こんな親父でも結構傷ついてんだよ、お前そこんとこ考えたことあんのかよ!」「何もねぇ家だけどなぁ、寄せ集めの家族だけどなぁ、やましいことなんてこれっぽっちもねぇ家族なんだよ!人を騙したり、騙しといて平気な顔するヤツなんか一人もいねぇんだよ。お前がもしユメのことを思ってるんだったら、マジで結婚したいって思ってるんだったら、少なくともユメにだけはほんとの事言ってやれよ。俺達全員騙しても、ユメだけにはほんとの事言ってやれ。騙して、全部おっかぶせて逃げるなんて男として最低だ。最低なんだよ」

いやーここはマリアの言葉通り「ススムカッコイー!」場面すね。まあその後退場時に縁側にスネぶっつけるというオチがありはしたけど。さすがにこれにはヘラヘラ野郎な弘樹も反省して男泣き、夕方には借金返すために旅立つことに。どこ行くのかというと、
マリア「マグロ船てナーニー?」
ひな子「何ヶ月も船に乗って、マグロを獲るの!」
いやいやいやひなちゃん、だから何でそんなことまで知ってるの(つか基本的にどういう経緯で乗るはめになる船なのかってことまで知ってて聞いたらハキハキ説明してくれそうなのがコワい)。とにかく、寛大な笑顔浮かべた六郎とシブっ面ながら頑張れよ、と声かけるユメと手を振るマリア・ひな子とに見送られてちゃらんぽらんなお騒がせ男は去っていったのでした…では終わらず、離婚届にハンコ押して貰うの忘れてて泡くってユメが追いかけるつーことで一旦このエピソードは幕切れ。そして放送のラスト数分は何故かドタバタラブコメモードになってその勢いのまま次回に続くようですよ。それにしてもススムってば、ヘンなキャラだけど美形な同居人とさばけてるけど美人なお隣さんといった具合にさり気に恵まれた環境にいるのに今まで何やってたんだ。
ここ数話では結構素で弘樹のキャラにイラッときてたりしてたんで(ドラマドラマ!)、ユメやススムの喝入れが爽快でした。あとアユムの後継者修行?もなかなか興味深かった。朝の掃除から夜の片付けまで銭湯を一日中切り盛りするのは労力いるもんだなと。もうすぐ物語は3分の1に差し掛かるけど、この後の展開どうなるんだろう。少なくともテレビジョンの来週予告見る限りひな子関連の見所はかなりありそうなので楽しみです。あ、勿論ユメもだよ!