ぞめきの消えた夏〜グアム玉砕戦乱舞闘〜 in 全労済ホール/スペース・ゼロ(11/29)

17時半開演の回行ってきました。以下感想とか。
・千秋楽ということで、一段とロビーが賑わってた感じ。そうだ、金曜観劇した際にはよく見れなかったんですが、今日はジャガイモン!やそこで共演してる勝俣さん、さとッチ!で共演している高山侑子さんからのマコラッチョ宛のお花は確認できました。
・観るのが2度目ということで、それぞれの登場人物の背景を含めて考えるとその台詞がより間近に感じられるような気がした。一人生き残り故郷の復興や阿波踊りの振興にかけてきたものの、その阿波踊りをやめると孫が言い出した時の関本の言葉や、その関本と田中が交わしていた親友ならではの会話に対する土屋の憤りや苛立ちに隠されていた本心など、こちらに迫ってくるように思った。
・小川さんについては、田中少尉の妹で関本と結婚した祖母と「似ていると言われる」という事から、この物語におけるもう一人の登場人物をイメージさせる役割も担っていたんだな、と。責任感がありながらお茶目なキャラクターは舞台の雰囲気も明るくするような感じで、ほんとマコラッチョに合ってた役柄だったと思います。
・あと八木菜々花さんも溌剌とした印象でツッコミ入れるシーンとかいい感じだったです。
・事実というのはそれ自体を単純に知ることってのが結構難しいというか、それにくっついてくる考え方とかに捉われると途端に立ち止まったり両腕を引っ張られるような気持ちになるようなというか、でもかつて何があったかを知ることを止めないことは必要なのだろうなとかとりとめなく思ったり。
・今回最前列だったんすけど、阿波踊りのお囃子がど迫力だったのと、あと役者さん達との距離がほんと近くてマコラッチョが前に来るシーンとかかえって緊張したりと贅沢な感じでした。