戯伝写楽 in 青山劇場(渋谷)(4/10)

池袋から渋谷に移動して観てきました。以下感想(ヘロヘロで申し訳&念っのためネタばれ注意で)。
・席位置的にミュージシャンの方々の演奏模様が見て取れて興味深かった。
橋本さとしさん演じる斉藤十郎兵衛と大和悠河さん演じるおせい、2人のシーンとてもよかったです。
・皆さん歌声響いて聴き応えありましたが中でも蔦屋重三郎役の山路和弘さんの迫力・味わい・響き具合がたまらんかった。すっごいわ。
・ああー以前ソニンと一緒にプレミアの巣窟に出ていたコング桑田さんはああいうキャラクターなのか。
・で、ソニンですけども…あの、ソニンファンの方、思った以上に見応えあるので(全体的にも、彼女の演じる“浮雲”のしめる位置としても)観た方がいいっすよマジで。特に後半とか、おせいと浮雲が対面するあのシーンとかもう鳥肌モノですから。
・絵、文章、それらを世に出すもの、様々なカテゴリにありつつもまとめてしまえば表現者として自らの手で何かを生み出すことに憑かれている人々が織り成してゆく物語、金儲けが目当てな人物がいたとしても根本の部分で皆真っ直ぐさが感じられて、葛藤が描かれコミカルな場面でも切なる空気が流れているようにも思うけれど、それにも関わらず全般的なイメージは爽やかさを覚えるような気がしました。クライマックスで、え、そういう展開?その次の場面でうわ、まさかそうなっちゃうの!?と思わせといて、ああそうなんだ!というあの結末、個人的にかなり好きです。
ということで、物語的にも歌の面でも出演陣の存在感的にも見応えある舞台でした。いい時間過ごせました。面白かったし本当観れてよかったです。